2016晴れの国おかやま100km歩行 中編 [100kmウォーク]

備前中学校を出ると、
川沿いを歩くのですが、
強風を受け、前に進めません。
台風が上陸する時のニュース中継を体験している感じです。
レインコートを着ていますが、もう中もびしょ濡れの感じです。
海岸線沿いの国道250号線を歩きます。
波しぶきが大きく上がるところもあり、
波を見ている限り、本当に台風が来ている感じです。
雨が眼鏡にかかり、ほとんど前が見えません。
この国道、所々歩道がないところもあり、危なく感じるところもありました。
何でこんな処を歩くんじゃと思ってしまえば、もう前へ進めない。
根性だけで前に進んでいました。

50km地点、第4チェックポイント、「伊里漁港」です。
昨年はぶっかけうどんの炊き出しポイントだったのですが、
今年は備前中学校が炊き出しポイントになったので、ひっそりしています。
パイプいすに座り、
濡れた靴下を取り替えます。
ヘッドライト、蛍光タスキを準備します。
靴カバーでくつのぬれは上手く逃げられていたのですが、
少し捲れ上げっていて濡れたようです。

靴下を取り替えてから、再出発。
県道261号線に沿って上がっていきます。
周りは暗くなり、街灯もありません。
前の人とともかなり離れてしまい、遠くに光るライトだけが頼りです。
二つ目の坂を登っていきます。
このとき、何回となく、水たまりに足を突っ込んでおり、
靴の中はびしょびしょです。

閑谷トンネルを1人で抜けていくのはいやなので、
トンネル前までに前の人に追いつくように歩きました。
夜のトンネルは不気味です。
トンネルを抜けると、
59km地点、第5チェックポイント閑谷緑地公園です。
昨年より1時間ほど早く到着しているようです。
ここでは炊き出しポイントで
お茶、おにぎり、バナナ、チオビタ、豚汁が渡されました。
雨で濡れた身体に豚汁はありがたいです。
昨年は手作りのおにぎりでいくらでも食べられました。
今年はさすがに参加人数も増えているので、市販されているおにぎりでしたが、
2個以上食べることも可能でした。
ここの100kmウォークでは食べ物を準備する必要が無いほどです。
チオビタは備前市に工場があるからなんでしょうね。疲れた身体には効きます。

ここからの道は昨年と異なり、
新道で峠越えのため、さらに登りになります。
このとき、雨がひどく、道が川のように水が流れてきています。もう靴の中もびしょびしょです。
何でこんな時に歩いているのだろうと考えないようにしていたけど、
もう限界です。ただ、周りは山の中。車もほとんど通りません。
前に向かうしかないという気持ちで歩いて行きます。
ようやく下り坂になり、遠くに町の光が見えてきます。
麓に着くと、今度はいかにも鉄道線跡と思われる道を和気駅方向に向かいます。
後で調べると、片上鉄道が走っていたんですね。今は片鉄ロマン街道という自転車道になっているようです。
金剛川を渡ると、土手沿いに歩き、吉井川の上流を目指し、和気橋を渡ります。
橋を渡ると、第6チェックポイント68.7kmリバーサイド和気に到着です。
ここではコンソメスープあるいはカレーライスの炊き出しがありました。
また、前半のエイドで残ったジュースやパンも支給されました。
残り、1/3。気分を新たにして進むことにします。

ここから、吉井川の右岸の土手沿いを下っていきます。
昨年は土手沿いにケミカルライトが置いていましたが、今年はありません。
自分のライトだけを頼りに歩きます。
ようやく雨が上がったようです。
県道79号線を北上し、県道258号線に入ります。
やっとコンビニが見えたので、ここで休憩。
合羽を外し、濡れた上着を着替え、寒さ対策にウィンドブレーカーを着ます。
(ズボンの着替えは持っていなかったので、そのままです)
靴下も履き替えたかったのですが、
予備があと1足しかなく、水たまりに入ったり終わりなので、
次のチェックポイントまでこのままにすることにしました。
このときは、日付が変わりました。
76km地点です。あと24km。
もう少しですが、長いです。
今日1日の行程。
160505-16.jpg

後半に続く。


nice!(0)  コメント(0) 

2016晴れの国おかやま100km歩行 前編 [100kmウォーク]

5/3、100kmウォークの当日になりました。
雨は午後2時以後から岡山でも降る予想で、
すでに山口県には暴風警報が出ていて、
風にも気をつける必要があります。
リュックの中は雨具、着替えで一杯になりました。
(予備に今までの靴も持ってきていたのですが、
 歩行が終わった後に履くようにします)

8時半に会場となる後楽園手間の河川敷に行きました。
去年は参加者350名だったのですが、
今年は940名、
河川敷は人だらけです。
160505-05.jpg
昨年も感じましたが、
この大会は若い方の参加が多く、
いつもなら若手になるのですが、
今回年配に入ります。

開会式が始まり、
注意事項の中で途中暴風になったときは一旦中断することもあるので、その時は指示に従ってくださいと言われました。

午前10時スタート。
旭川、百間川の河川沿いを歩きます。
160505-06.jpg
昨年は快晴だったので、暑さで参りましたが、
今年は曇り、快調です。
また、人数が900名ということで
仮設トイレもかなり設置されており、
助かりました。
160505-07.jpg
(12km付近、沖田神社前の土手)
ここではパン、飲み物の販売がされていました。
時間も12時くらいになるので
ちょうど良い時間帯です。
雨が降る前に先に行きたい
という気持ちがあり、パス。
ここでは瀬戸内市長が
ハイタッチで迎えてくれました。
(900名とのハイタッチ、大変だったでしょう、
 瀬戸内市のHPを見ると私より若い方だったのですね。失礼しました。)

今年は余裕が有り、
沖田神社も見つけることができました。
160505-08.jpg
1709年に現在地に移転された新田の産土神だそうです。

この後、歩道のない県道215号線を歩くのですが、
今年から歩道のある県道383号線に変更。
安全面を考えてくれていますが、
ここにはコンビニはありません。
飲料水、トイレがないというのは辛いところですが、仮設トイレが設置されていてよかったです。
また、前半にあるコンビニにも
駐車場に仮設トイレが設置されており、
この900名の人数を考えて準備されています。

昨年はタイムチェックが3カ所でしたが、
今年から7カ所になりました。
まず、25.8km地点。
昨年はいちご食べ放題のところでしたが、
今年はこの人数なので1人2個まで。
今年は2種類のいちごがありました。
おいしかったそうです。
当初はこの辺りで雨が降ると予想していたので、ここで雨の準備をすることにしていましたが、
まだ大丈夫と思い、先を急ぐことに。
ところが途中で雨がぱらぱらと降ってきました。
このぐらいの雨なら普段そのまま歩いているのですが、靴が濡れるのを避けるため、
ブルーラインの高架下で100均合羽と靴用カバーを装着。
靴用カバー、初めての着用でしたが、
なかなかグッドでした。
歩くのにも邪魔にならないし…
輪ゴムで何カ所も固定した方が良さそうです。

39kmの湯次神社でトイレ休憩。
160505-10.jpg
ここから4kmの山道が車通行止めになっていました。ウォーキングで歩行者専用になっていたのは初めての体験。最初の登り道だったのですが、気分良く登れました。
また、崖になっているところには、
コーンを置いていたり、ライトが付くようになっていたり
チャレンジャー思いの気遣いです。
160505-11.jpg
うれしくなりますね。
天気が悪くても頑張る気になります。

峠を越えると、備前市に入ります。
160505-12.jpg
かなり上まできていますね。
まだ、私が通過したときはそれほど雨が降っていなかったけど、
この後、ここを通過した人は大変だったと思います。

麓に着いた途端、雨が強くなり、風も強くなってきました。
第3チェックポイント(43.4km)の備前中学校に到着。
ここでは、卵入りラーメンの炊き出し。
去年はぶっかけうどんでしたが、
この雨の中、温かいラーメンは助かります。
160505-13.jpg
昨年に引き続き、箸袋、卵に書かれたメッセージは励まされます。
ただ、このとき、暴風によりテントが吹き飛びそうになり、スタッフの方が雨に濡れながら抑えてくださった姿に感謝です。
ここで、100均合羽からレインコートに変更。
ゼッケンもリュックからレインコートに付け直しです。
また、スマホも防水ケースに入れます。
(子どもが雨の中、持ち歩いて水没したことがあるので、予防しました)
(そのため、これ以後の写真撮影はありません。)
強雨の中、再出発しました。
nice!(0)  コメント(0) 

今回の100kmウォークの目標 [100kmウォーク]

無事、岡山から戻って来ました。
身体のあちらこちらが痛いです。

さて、今回の100kmウォーキングには目標がありました。
それは、肉刺を作らないこと。
いつも足裏には大きな肉刺ができてしまい、
これを克服したいという思いがありました。

まず、考えたのが靴。
これまでは雨対策も考え、
ゴアテックス生地にしていたのですが、
これでは湿気が抜けないので
今回は、ランニング用メッシュ生地に変更。
160505-01.jpg
(派手な方が今回購入)
ウォーキングでこんな派手な靴を履いている方を
あまり見かけません…
(ウォーキング用とランニング用の違いがありますが、
 くつの形は同じで、足にぴったりです)

とりあえず。試し履きをしなければということで、
10日前にあった「淀川チャレンジウォーク」の
42kmコースに参加。
今回は新しい靴に慣れると言うことで
100kmで歩く時のスピードで歩くことにしました。
160504-01.jpg
(大川付近)
160504-02.jpg
折り返しに当たる枚方大橋を通過。
ここで靴下も交換して残り半分を歩きました。
後半は調子に乗りスピードアップ。
昨年と同じゴール時間となりました。
160504-03.jpg
(コースです)

かかとに血肉刺ができましたが、水肉刺は発生していません。
当日かかと部分はテーピングで保護することにすることにしました。

もうひとつ、100kmを歩くことで考えなければいけないことがあります。
それは雨対策です。
5/3は寒冷前線による本格的な雨が予想されています。
(実際、かなりひどい雨でした)
特に靴をメッシュタイプに変更したので余計です。
そこで、見つけたのがこれ。
160505-02.jpg
100均にあったシューズカバーです。
通常は靴全体を覆うようにして使うのですが、
底が滑りそうだし、途中で破れる感じだったので、
底を切ってしまい、
輪ゴムで止めることにしました。
靴には溝があるので、ちょうど都合が良いです。
足首はついているひもで締めます。

そして合羽ですが、
これまでこれも100均の合羽を用いていたのですが、
多少の雨なら大丈夫ですが、強い雨なら不可能。
今回は、レインコートにしました。
重いのが難点ですが、果たしてどうか。

また、当日の体調を整えるため、
前泊することにしました。
大阪からなら、朝一の新幹線でも間に合うのですが、
一晩寝らずに歩くことを考えるのなら、
泊まった方が良いと思います。
160505-04.jpg
(前日の夕方、会場の準備はできています)

これらの装備を伴ってチャレンジしてきました。
果たして対策は功を奏したのか、
次回報告します。



nice!(0)  コメント(0) 

100kmウォーキングのため、岡山へ [100kmウォーク]

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
前半は天気もよく、
それなりに過ごしやすかったと思います。

前半はほとんどお出かけもなく、
後半戦のチャレンジ向けて準備してきておりました。

ただ、明日3日は天気は雨。
雨の中の100kmチャレンジとなります。
これまで雨のウォークングはすぐ肉刺ができてしまい、
あまりいい思いをしていません。
それも100kmとなると気が重くなります。
しかし、ネガティブに考えてはいけません。
これも私に与えられ試練、
そう思って前に向かって歩いて行きたいと思います。

それでは今年の分が
ほとんど書けていないのは気になっていますが、
まず、チャレンジしてきたいと思います。
nice!(0)  コメント(0) 

第2回飯塚~武雄100kmウォーク(2015) 番外編 [100kmウォーク]

ゴールして1時間ほどは
同じようにゴールをしている方を拍手で迎えていました。
今回肉刺ができた方は多いようですが、
肉刺をつぶした方はいないようです。
(Oさんは肉刺は全くできていないとのこと。
 靴が影響しているのではと。)

とりあえず、足のこともあるし、
汗も流したいので、武雄温泉に向かいました。
151120-05.jpg
武雄温泉の入り口にある楼門です。
竜宮城を連想しそうな建物です。
いちばん近くにある元湯に入ることにしました。
151120-06.jpg
入場料400円(今回、ゴール先着100名には半額券をいただきましたので200円ではいれました)
ここは朝6時半から開いているそうで
ウォーキングの終わった後でも入れます。
武雄温泉は弱アルカリ単純泉で
効能は疲労回復、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節ののこわばりと
ウォーキング後にはもってこいの温泉です。

ところが、靴下脱ぐときに
足のサイド部分の皮をはがしてしまいました。
さらに足裏の半分くらいの大きさの肉刺ができており、それがつぶれている状態になっていました。また、親指の爪が半分はがれており、真っ黒になっていました。
よくもこの状態で歩けたものです。
怪我口を絆創膏で覆い、
お湯をかけたのですが、痛くてたまりません。
さらに股ズレもできており、
湯船に入ることはできません。
仕方なく、身体を洗うことしかできませんでした。
(せっかくの温泉だったのに、入れなくて残念です)

風呂から出て、怪我の治療を行い、
瓶入りのコーヒー牛乳を一気のみ。
久しぶりのコーヒー牛乳です。
(そういえば、今はコーヒー牛乳と言ってはいけないそうで、
 コーヒー乳飲料と呼ぶそうです)

武雄駅でOさんと
またどこかのウォーキングで歩くことを誓い合い、
別れました。
本当に今回のウォーキングはOさんと歩いていないと、
かなりめげていたのではないかと思います。
(Oさんは2週間後に100kmを歩くそうです)
私にはできません。

一旦、博多駅まで戻り、
予約していた新幹線まで時間があったので、
昼ご飯を食べることにしました。

博多と言えば、ラーメンが普通ですが、
うどんも発祥地なんです。
柔らかいうどんと言うことを聞いていたので、
一度体験したいと思っていました。
足が痛いので、遠くまで行けないので、
博多駅前のうどんやさんにはいりました。
平てんとゴボ天をのせました。
151120-09.jpg
出しは、あごだしといりこだしが効いていておいしい。
肝心のうどんは、見た感じは讃岐うどんという感じですが、
歯ごたえはありません。
かといっても大阪うどんみたいにふぬけでもなく、
新しい種類のうどんと思えばいいかなと思いました。

足が完治するまでしばらくウォーキングも自制するつもりです。
100kmウォーキングも
今年いっぱいは歩きません。
nice!(0)  コメント(0) 

第2回飯塚~武雄100kmウォーク(2015) 後編 [100kmウォーク]

原田の第一チェックポイントを過ぎて
ここからはライトをつけての歩行になります。
国道3号線を下っていき、
すぐに佐賀県に入ります。
151120-01.jpg
この暗さでは撮影はもう限界です。
基山駅先で道で悩むところがありました。
しばらく道なりのはずですが、
道なりに行くと左の方に行くし、
歩道橋を渡るのが正解なのか案内標識もありません。
チャレンジャー10名ほどで話し合い、
歩道橋を渡る方向に行くことにしました。
(これが正解でした)
しばらくすると、国道3号線から右側にそれ、
国道34号線に入ります。
鳥栖ICを過ぎると、次の目標地「佐賀まで28km」の案内標識が見えます。
原田のチェックポイントからOさんと一緒に歩いてきましたが、
鳥栖市内を過ぎたところで
トイレ休憩をしたいので
Oさんに先に歩いて行ってもらうことにしました。
Oさんは「ゆっくりと歩いていますからまた追いついてください」
と言われ別れました。
トイレも混んでいたので、
7分ほどの休憩になりました。
たぶん700mほど離れてしまったので、
もう追いつくことはないだろうと思い、ウォーキングを再開。
参加者が200名ほどなので、
前方に歩いている他のメンバーも見当たりません。
岡山の100kmウォーキングと違って真っ暗の中を歩くわけでもなく、
国道沿いの道を歩いているので、車も通ります。
もしOさんがゆっくりと歩いていたら、悪いなあと思い、
少しスピードアップして歩くことにしました。
途中7人ほど抜いて、30分後にようやくOさんに追いつきました。
既にスマホを鞄の中に入れていたので、
そのときは時速を確認することができなかったのですが、
6.5km/hで歩いていたようで、
かなり無理をしてしまいました。
Oさんも一人で歩いていると、眠たくなると言って
再会を喜んでいただき、また一緒に歩いて行きました。

給水ポイントの切通しに到着。
ここで53kmとなります。
ようやく半分まできました。
岡山100kmと比較すると30分ほど早いペースです。
ただ、ここでは座って休むところがなく、
いつもなら、靴下の履き替えもするのですが、
そういうこともできずにそのまま出発しました。
(あとあとこれが影響を与えてしまいます)

59km地点の神埼市役所を過ぎます。
時刻も22時を過ぎ、疲れが出てきます。
今回はOさんと一緒に歩いているので、
ペースを落とすことなく、歩けています。
Oさんも一人歩くと眠くなるので助かりますと言っていただきました。
夜間は警備員による道案内をしていただき、
初めての地域でも迷うことなく歩けています。
国道43号線と別れ、県道51号線に沿って歩き、
佐賀県庁を目指します。
この辺りで日付が変わりました。
151120-07.jpg
12時間で84000歩です。
ペースはすごく速いです。

その影響のため、まず左足に肉刺ができ、
それをカバーして歩くため、右足にも肉刺ができてしまいました。
足が痛いので、ペースを落とすしかありません。
Oさんに先に行ってくださいと言ったのですが、
せっかくここまで一緒に来たのだからと言って
同じようにペースを落としてくれました。
本当に申し訳ございません。
佐賀県庁前を通過。
ここから道路標識も「武雄まで32km」に変更されています。
最終目標地までのkm数が表示されてきてやる気が出てくるのですが、
足の痛みはどうすることもできません。
しかし、途中から肉刺の痛みが消えてしまいました。
肉刺を避けて歩けるようになったのかなと思い、
また元のペースに戻れました。
何が起こったか分かりませんでしたが、
迷惑を掛けずに済むことがありがたいことと思っていました。
第2チェックポイントの佐賀森林公園に到着。
73km地点で、ゴールまであと27kmです。

ここで肉刺の状態を確認しょうと思い、靴を脱いだのですが、
靴下が濡れていました。
歩くのが楽になった地点で、肉刺が破れたんですね。
肉刺のできやすいところはテーピングをしていたので、
今のところは怪我口が当たって歩けないわけでもない。
濡れた状態で歩けば、さらにひどくなることも考えたのですが、
怪我の状態を見れば、やる気を失う方が恐いと思い、
そのまま歩くことにしました。

ここからの残りはOさんに付いていくのが精一杯でした。
85km地点の肥前山口のコンビニで休憩をしてもらいました。
ここでの休憩が本当に助かりました。
ここからは佐世保線に沿って歩いて行くことになるので、
駅数が目安になります。
大町駅、北方駅。
空が少しずつ明るくなってきました。
そして高橋駅。
151120-02.jpg
(ピンぼけです)
とうとう次が武雄です。
肉刺はつぶれていますが、
岡山100kmの時のように足を引きずることはありません。
そして、ゴールへ。
151120-03.jpg
一人ずつ写真を撮ってくれるのですが、
今回一緒に歩いてきたOさんと一緒にゴールしました。
時間は岡山100kmの時に越えられなかった20時間を超すことができました。
151120-08.jpg
(日付が変わったときに自動立ち上げができなかったので手書きしています(^_^;))

ゴールでは、ボランティアの方が用意してくれた
おにぎりと豚汁で祝杯です。
151120-04.jpg

ここまで歩けたのも
応援していただいた方やスタッフの方のおかげです。
ほんとにありがとうございました。
nice!(0)  コメント(0) 

第2回飯塚~武雄100kmウォーク(2015) 前編 [100kmウォーク]

前回、ゴールデンウィークに初めて100km歩きましたので、2回目のチャレンジです。
九州には100kmウォークが4大会あります。
その中で昨年から始まったこの大会に参加しました。
この大会は100kmウォーカーで有名なC氏が
自ら大会を企画しており、歩く立場から見ても魅力的なコースです。
九州には、4000名も参加する100kmウォークもあるのですが、
こじんまりした大会のほうがゆっくり歩けるなあと思います。
このコースは主に長崎街道に沿って歩くことになります。

151103-11.jpg
ここからスタートします。
今日の参加者は195名。
151103-12.jpg
参加都道府県を見ると、九州の方がほとんどで
関西から来ている方とは会いませんでした。
ただ、珍しさもあってかたくさんの方に声を掛けていただきました。
ありがとうございます。
かなりベテランの方が多く、全体的に早くなりそうです。

11時30分開会式が始まりました。
主催者の話、選手宣誓、準備体操をおこない、
その後、全員で写真を撮りました。

12時スタートです。
前回同様、後半くらいから歩き始めます。
土地勘もないので、このくらいがいいかもしれません。
芳雄橋を通過し、嘉穂劇場を通過。
写真も撮ることもできませんでしたが、
嘉穂劇場は昔ながらの芝居小屋です。

線路沿いの県道473号線を歩いて行きます。
国道200号線に入ると、登り道が始まります。

ここを歩いているときに舗装の盛り上がっているところでつまずき、こけてしまいました。
ポケットに入れていたスマホが飛んでいくほどでした。
膝部分が破れ、擦りむいていました。
近くで歩いている方に助けていただき、
ウォームアップをしていましたが、
足の痛みはないので、そのまま歩くことにしました。
(スマホの画面も傷が付いてしまいましたが)
そのときに特に親切にしていただいたのが山口県から参加しているOさんです。
この後、しばらくOさんと話しながら歩いて行きました。
Oさんは100kmウォークに5回目だそうで、
いろいろなツーデーウォークにも参加されているとのこと。

旧長崎街道に入り、内野宿が休憩所になっています。
151103-13.jpg
長崎屋では、主催側で用意していただいた「内野汁」をいただきました。
151103-14.jpg
(汁より漬け物ほうがメインになってしまいました)

先ほど怪我したところの治療をしていると、
Oさんが近づいてきて大丈夫ですかと声を掛けていただきました。

その後、二人で歩き始めました。
ここから今回のコースの最大難関「冷水峠」にかかります。
標高差300mのところを2kmで登って行きます。
151103-15.jpg
石畳の処もあり、雨だとかなり滑りそうです。
息が切れながら登って行きますが、
まだ15kmのところでこの登りは堪えます。
ただ、この道をシーボルトや坂本龍馬も登っていると思うと、
しみじみ昔は大変だったと思います。
(長崎街道で言うと飯塚宿~塚崎宿(武雄)まで13宿あるけど、この峠は1番目の内野宿と2番目の山家宿の間にあるのが冷水峠です。)
ようやく峠の頂上です。
151103-16.jpg
疲れていて、写真もぼけぼけです。
ここから国道200号線に降り、道を横断します。
ゴルフ場に向けてまた登りが始まりますが、
ここで私設のエイドが開設されていて、
コーラーをいただきました。
このときのコーラーの味は格別でした。
疲れたときのコーラーは効きます。
ゴルフ場まで登ると、ここから下り坂です。
その前に給水ポイントがありました。
151103-17.jpg
内野宿からここまでコンビニも自動販売機もないので、本当に助かります。
梅干しも用意されていました。
ここからの急坂、
本当にしんどかったです。
151103-18.jpg

長い長い急坂を過ぎると、
田園地帯へ。
151103-19.jpg
普通の道を歩けます。
スタートしてから20kmも越えたので、
少しスピードアップしていきます。
151103-20.jpg
写真の左側、黄色ものは彼岸花です。
赤い彼岸花しか見たことなかったので、初めてでした。
国道200号線に戻り、国道3号線に入ります。
ここから県境に入るため登りになります。
その途中で第1チェックポイントの原田があります。
34.2km、18時過ぎに到着。
峠越えがあったのに、時速5kmで歩いているので、ハイペースです。

nice!(0)  コメント(0) 

2015晴れの国おかやま24時間100kmウォーク・あとがき [100kmウォーク]

ゴールした後、ブルーシートに座った状態で
ゴールしてくる人を拍手で迎えていました。
皆さん、いい笑顔でゴールしてきます。

ゴールをした後は、自由解散になっています。
ただ、帰りの新幹線の予約を12時にしていたので、
10時からの閉会式も出ようと思いました。
とりあえず、風呂を浴びたいと思い、
一旦この場所を離れることにしました。
河川敷から堤防に上がる階段、
きつい!
赤ちゃん上がりしかできません。
岡山駅付近にサウナが開いていることを確認していたけど、
岡山駅まで歩く元気がないので、
路線バスで岡山駅へ。
風呂に入るために靴下を脱ぐと
足裏には大きな肉刺ができていました。
こんな状態で歩けたものだと思うほどです。
身体の汗を石けんで洗った後、湯船へ。
本当に天国です。
これまでの苦労がすべて忘れてしまいそうです。

風呂の後、しばらく休もうと思い、
上階の休憩所に行こうと思ったけど、階段が上がれません。
逆に階段を下るのはもっとできません。

10時に間に合うようにゴール会場に行こうと思っていたけど、
もう行ける力は残っていません。
岡山駅で列車の時刻までゆっくり座っていることにしました。

後から聞いた話ですが、
今回参加者390名ですが、
時間内にゴールできたのは250名とのことです。

スタッフやボランティアの応援があってこそ
100kmを完歩できたと思います。
全く知らない土地で
たくさんの方の温かい気持ちを受けて
このように完歩できたことに感謝です。

100km完歩して感じたことは、
絶対あきらめないこと!
そしてポジティブに考えること!
このことを今後の人生に生かしていきたいと思います。

なお、今回の1位の人は14時間でのゴールだったそうです。
早いなあ

また、100km歩きたい?
と聞かれたら、
もう歩きたくないと言う自分と
次はくたびれることなく完歩したいという自分がいます。

nice!(0)  コメント(0) 

2015晴れの国おかやま24時間100kmウォーク・後編 [100kmウォーク]

第3チェックポイント「リバーサイド和気」出発後、
吉井川の堤防を歩いて行きます。
崖から落ちないように
ケミカルライトが並べられており、
見た目は鮮やかです。
(写真に挑戦したけど不可でした)
12時を越えて歩いており、気力を失うと寝てしまいそうです。
川の対岸を貨物電車が音を立てて通っていきます。
その音が自分を励ましてくれているように思えます。
しかし、その後は元の静かな時が流れていきます。
あと30km。これだけを自分の中で言い聞かせて、
さらに今からウォーキングを始めたと思えば
へっちゃらよと思うようにしました。
それでも徐々にスピードは落ちてきています。

熊山橋の手前で右折して県道79号線へ。
途中県道96号線を通過。
96号線沿いに歩けば、岡山に早く着けるのに思ってしまいますが、
ほとんど車の通らない県道79号線そして県道258号線を歩いて行きます。
県道403号線に向かう交差点にあったサークルKで休憩。
またソフトドリンクを買う。
ここまでに5本も飲んでしまったのではないでしょうか。

ここから少しずつ登り坂になっていきます。
もう登り坂が得意という口も出ません。
きつい、きついと言いながら歩いています。
ただ、休むとしんどいので、歩き続きます。
新興住宅地「桜ヶ丘」に来ました。
周りは普通の住宅地。ここをヘッドライトをつけて歩いているので、
住人が見たら、不審者に見えるかもしれません。
県道253号線に入り、今度は緩やかな下り坂になりました。
もう足の踏ん張りがつかず、ふらふらです。
住宅地を歩いているので、バス停が存在しており、
バス停のベンチを見つけては、
座り込むことが増えてきました。

2時半に82km地点のマックスビューを通過。
ここでは休憩所が設けられていたのですが、
何人か倒れて寝ていており、
休むスペースもなかったので、そのまま通過。
あと20kmと思って、踏ん張ることにしました。
しかし、1km行ったところでコンビニを見つけると、
耐えられずに休憩。
ここまで歩いた自分への褒美として
「デカプリン」を食べることにしました。
かなり甘かったですが、糖分をほしがっている自分がわかります。
ここでの休憩で10人ほど抜かれましたが、
もうどうでもよい。
じっくり味わって、靴のひもも結び直して再出発。
県道27号線を西に向かっていきます。

「岡山桃太郎温泉」のところの横断歩道を通り、右側の歩道を歩くことになりました。
そこにいた警備員の方に
「あと8kmですので、頑張ってください」
と声を掛けてくれました。
時計を見ると、4時。すでに時速5km未満の速度まで落ちていたけど、
十分6時までにゴールできると考えると
急にやる気が起こってきました。
新大原橋を通る頃には、空が少しずつ明るくなってきています。
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、
少し明かりて、紫だち たる雲の細くたなびきたる」
30数年前に覚えた枕草子を口すさんでいました。
ただ、後ろから来た人にあっさり抜かれていかれます。
もうこちらはそれに追いつく力もないので、
「お互い頑張りましょう」と言うことしかいえません。

中原橋の交差点を渡るのだけど、早朝で点滅信号になっており、
なかなか横断歩道を渡れません。
中原橋を渡り、旭川の左岸堤防を歩いて行きます。
もうヘッドライトもoffにしても十分明るくなっています。
6時までにゴールしたいと思う気持ちは大きくなるが、
どうしても足が出ません。
98km地点岡山市中消防署前ではたくさんのスタッフの方が激励に来ています。
あと2km。時計を見ると6時までにゴールするのは不可能です。
とりあえず、ゴールすることだけを目指そうと、
旭川の堤防におりていきます。

新幹線の鉄橋をくぐり、
前方にゴールが見えてきました。
150823-17.jpg
あと少し、目が潤んできました。
ようやくゴールだ。
スタッフの人が手を振ってくれています。
拍手の中、ゴーール!
こんな感動の中でテープを切ったことはありません。
ICチェックでゴール確認をし、
すぐに完歩証明書を発行してくれました。
150823-19.jpg

ブルーシートの上で寝転び、
しばらく余韻に浸っていました。
20時間ちょっとはかかりましたが、
長い間の夢だった100kmウォーク完歩できました!
150823-20.jpg
(2日目の行程)
nice!(0)  コメント(0) 

2015晴れの国おかやま24時間100kmウォーク・中編 [100kmウォーク]

スーパー前から次を目指します。
県道83号線を東に向かっていきます。
ここから緩やかな登り坂が続きます。
景色もあまり変化がなく単調な道です。
150823-09.jpg
歩道と行っても車線だけなので、
車にも気をつけて歩く必要があります。
最近は登り坂が好きになっていたので
苦痛なく歩けています。
ただ、登りであれば、必ず下り坂があります。
疲れが出ているところで下り坂の踏ん張りがしんどいです。
足の裏が痛くて、途中座り込みました。
肉刺ができたのではないかと思い、
靴を脱いで確認したところ、
まだできていないが、もうすぐでできそうな感じです。
絆創膏で保護して、再度出発です。
備前市に入り、海岸まで出てきました。
150823-10.jpg
第1チェックポイントまでもう少しです。
ただ、ここからかなりきつめの登り坂が待っています。
登り坂が好きといっても限度があります。
前屈みになりながら歩くのが精一杯です。

目の前に備前市の体育館が近づいてきました。
150823-11.jpg
ここが42kmの第1チェックポイントです。
時間は7時間半かかっています。
少し遅いペースです。
とりあえず、靴を脱いで、足を休ませました。
トップは1時間半前に通過したそうで、
早いですね。

次のチェックポイントは51km地点。
空が暗くなる前に着きたいので、
15分ほど休憩して出発することにしました。
ここからの道は、海岸沿いに沿って歩いて行くので、
気持ちよい道です。
150823-12.jpg
ただ下り坂なので、ペースを上げられません。
チオビタで有名な大鵬薬品の工場前を通過。
方上の町に入ります。
大きなスーパーで晩ごはんを食べることもできますが、先を急ぎます。
だんだん外が暗くなってきました。
そろそろライトをつけないと行けないと思った時、
51km地点、伊里漁協第2チェックポイントに到着です。
ここではぶっかけうどんとゆで卵の差し入れがありました。
150823-13.jpg
箸袋とゆで卵の殻には応援の言葉が書かれており、
元気をいただきました。

ここで、夜に備えて服の着替えと靴下の履き替え、
さらに足の保護を念入りにしました。
ここでは30分以上休憩したのではないでしょうか。
20時、次を目指して出発です。
これまで50kmしか歩いたことがないので、
ここからは未知の距離を歩くことになります。
また、初めてヘッドライトをつけてのウォーキングの開始です。
県道261号線に入ると、電灯もなく、車もほとんど通りません。
自分のライトだけが頼りで歩いて行きます。
この日は満月だったので、月の明かりがありましたが、
山中では自分のライトを消すと、真っ黒闇です。
(写真も撮れません)
国道2号線を超えると、峠越えが始まります。
途中、聞いたことがない動物の鳴き声は聞こえてくるし、
一人で歩くと不安になります。
この近くには「閑谷学校」があるそうですが、
この時間は誰もいません。
峠部分には、600mほどのトンネルがあります。
前方に歩いている方を見つけたので、
その方と一緒にトンネルを通過。
夜のトンネルは不気味でした。

トンネルを越えると、
大池緑地公園。地元の方による差し入れ場所です。
ここでは豚汁の差し入れ、
150823-14.jpg
そして、たくさんのおにぎり、
150823-15.jpg
があり、さらにタケノコの煮物などおかずも多くありました。
また、チオビタの差し入れもあり、助かります。
時間は21時半、出発です。
長い長い下り坂が続き、
吉永の交差点で西に向かいます。
山陽本線が見えており、
岡山を目指してかえっていくという気持ちで元気になります。
ただ、前後を歩いている方が見えないので、
一人で歩いて行くのが辛くなります。
途中から、河川の土手道を歩いていくので
不安になっていきます。
それでも少しずつ岡山に近づいてきていると自分に言い聞かせて前に進みます。
「和気橋」を通過して、
第3チェックポイント「和気リバーサイド」に到着です。
ここで71km地点、残り30kmまで来ました。
ここでも豚汁とおにぎりの差し入れがあり、
補給ができました。
ただ、この時点で足の裏には肉刺ができてるのは確かであり、
ここで、靴を脱いで見てしまうと
やる気を失うのではないかと思い、
何もせずに歩くことにしました。
これまでに肉刺ができても歩く訓練がしてきたけど、
果たしてうまくいくか?
20分ほど休憩して出発です。
出発してすぐに12時を越えました。
歩き始めて14時間です。
150823-04.jpg
(今日、一日の行程です。)


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。